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40過ぎた私が最近思うこと
40過ぎた私が最近思うこと

親しみやすいデザインになった仏壇

michidoo, 2018年4月2日2025年4月7日

コンテンツ

  • 1 一昔前の仏壇といえば・・・
  • 2 個別のお墓を持たないという考え方が浸透してきた
  • 3 宗派によっては厳しい決まりがある
  • 4 コンパクトで持ち運びがしやすいことが重視されるようになった

一昔前の仏壇といえば・・・

一昔前の仏壇といえば紫檀や黒檀が贅沢に使われ精巧な細工が施されているものや、漆塗りで金箔などもあしらわれた豪華で大型の製品が主流で、それなりの規模の住宅には必ずあった仏間に置かれているのが一般的でした。
現代では仏間のある住宅どころか和室すら無いマンションや輸入住宅も増えて来たことで、かつての純和風の大型仏壇を置く部屋自体が無くなって来た上、建て替えや引越しを機に古い製品を手放す人も目立つようになっています。

その後全く置かなくなるのではなく、近年では洋室のインテリアにもしっくりと馴染むモダン仏壇と呼ばれる製品が注目されるようになり葬儀やお墓、供養のあり方が移り変わると共に以前よりも自宅での供養を重視する人が増えて来たこともあって、モダンタイプを購入する人は年々増加傾向にあると言われます。

モダンタイプの製品は伝統的な大型製品を違ってコンパクトなものが主流で、デザインがシンプルな上にホワイトオークやメープルといった明るい洋材でつくられている製品が目立ち日当たりの良いリビングルームなどに置いても違和感が無く、むしろインテリアを上品に演出するアイテムとしても人気を獲得するようになりました。

住宅の中でも特別な場だった仏間に置かれていた時代よりも、家族のリラックス空間に置かれることで供養が日常に馴染むものになったという声も少なくありません。

個別のお墓を持たないという考え方が浸透してきた

自宅での供養の意味が改めて問われるようになった背景には、個別のお墓を持たないという考え方が急速に浸透して来たことがあると言われ、特に自然葬や合祀の永代供養墓を選んだ場合に仏壇の必要性が際立つことが、極めて大きな要因となっています。
自然葬の中でも海に散骨する海洋葬ではお墓参りに行く先が全く無くなるため、分骨したものをオブジェやアクセサリーに加工して手元で供養する人も少なくありません。

永代供養墓
出典:http://www.otsukastone.co.jp/blog/820

アクセサリーとして常に身に着ける場合は別として、分骨した遺骨を大切に供養する特別な場は必須ということで、現代人のライフスタイルに最も合ったモダン仏壇が選ばれるようになったと言えます。
モダンタイプの製品はチェストなどの上に置けるコンパクトサイズが目立ち、和洋を選ばないシンプルデザインが主流ということで、住宅のどのタイプのインテリアにも馴染む雰囲気を持っています。

さらにそのデザインに合うモダン仏具も近年さらにデザインや色合いを多様化させており、中には明るい色合いのガラス製でおしゃれなワイングラスのような製品もあって、お気に入りのインテリア小物を選ぶ感覚で生前に自分自身で選んでおく人も出て来ているほどです。

仏具といえどもピンクやワインレッド、スカイブルーなど華やかな色合いで統一された製品も続々と登場しており、無宗教葬が増えつつあることと併せて今後さらに明るくスタイリッシュな雰囲気の仏具が増えると考えられています。

宗派によっては厳しい決まりがある

仏具に関しても宗派によっては厳しい決まりがありますが、現在主流の洋風インテリアに合わせるのは難しい面があり、基本的に自由な雰囲気のあるモダンタイプの製品のほうが選ばれやすい傾向は一層強まり、もう一つの重要な要因と共に、いったん現代風の製品に馴染んだ人がかつてのような伝統的な製品に戻ることは無いとも予測されるようになりました。

近年の家族葬の定着や無宗教葬などが選ばれやすくなったことと個別のお墓を持たないという考え方の底には、昔に比べて費用が格段に抑えられるというメリットがあり、かつて以上に日々の生活にお金がかかるようになった現代では比較的節約しやすい供養に関する出費をさらに抑えようという暗黙の空気が漂うようになっています。

終活を考える人も子や孫の代にお墓の管理で負担を掛けるよりは自分の代で先祖代々のお墓を墓じまいして、自然葬としての散骨や永代供養墓への合祀を考えるようになり、その傾向がさらに強まる様相となって来ました。

コンパクトで持ち運びがしやすいことが重視されるようになった

核家族やシングル世帯でマンション住まいの人が増える傍ら古い戸建て住宅の空き家が増える問題とも無縁ではなく、引っ越しや家屋取り壊しの際に、処分するにも費用がかかる大型の家具は持ちたくないという意識も多くの人の間で共有されるようになり、仏壇においてもコンパクトで持ち運びがしやすいことが重視されるようになったと言えます。

故人や先祖の供養よりも生きている家族の生活でいっぱいいっぱいという人が多くなった社会現象の一つといった面もありますが、自宅での供養の場が日常生活から隔絶されたものではなく、家族が毎日顔を合わせリラックスタイムを過ごすリビングルーム等に置かれることでお盆やお彼岸にしか手を合わせなかった家族の意識が、毎日必ず向けられるようになったというメリットのほうが大きいと考える人も少なくありません。

仏具も含めモダンタイプの製品はネット通販で気軽に購入できる雰囲気があり、若い世代も手が届きやすい価格帯ということもあって、今後さらに製品が多様化し購入する人が増えると考えられます。

 

※おすすめ→仏壇安いおしゃれ

最終更新日 2025年4月7日

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  • 1 一昔前の仏壇といえば・・・
  • 2 個別のお墓を持たないという考え方が浸透してきた
  • 3 宗派によっては厳しい決まりがある
  • 4 コンパクトで持ち運びがしやすいことが重視されるようになった
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