予備校選びのポイント

●サポート面が充実している予備校選び

予備校選びに失敗すると、厳しい受験戦争を有利に進めることができません。

もっとも大事なのは、どこを選ぶとしても自分の受験勉強のどの部分を手助けしてもらいたいのかをきちんと考えることです。

勉強をするのは自分ですから、足りない部分を補うという位置づけであることを覚えておかなければなりません。

そういった意味合いで考えると、自分がサポートしてもらいたい部分をしっかりとサポートしてくれるところが非常に便利であり、効率良く勉強を進めることができます。

評判が良くて合格実績のあるところを選べば無条件で結果がついてくると勘違いしている人も非常に多いのですが、サポートをしてくれるだけであって頑張って勉強するのは自分ですので、サポート面が充実しているところを選ぶべきです。

手助けしてもらう際のポイントとして、たとえば教材選びがいつも難しいと感じる人にはより良い教材が揃っていて色々な教材が選べるようになっているところがおすすめであり、スケジュールを立てるのが苦手な人にはスケジューリングを綿密にしてくれるところが向いているといえます。

選ぶ予備校でどのように違いが出るのかというと、まずは勉強プランの立て方がずい分違ってくるようです。

どのようにプランを立てるのかにはそれぞれの特色が一番強く出る部分であり、スムーズに目標に向かって頑張れるような仕組みが出来上がっているところもあれば、自分でも詳細に考えておかないと足りない部分が出てきて不安が残るところもあります。

●プランニングが上手い予備校を選ぶ

本当に効率の良いスケジュールを立てるためにはある程度の知識と経験が必要ですので、そういった意味ではたくさんの情報を持っている予備校はかなり利用できます。

学力を上げるのは自分自身であっても、プランニングの面では手助けが必要だと感じているケースが非常に多いので、まずはプランを上手く立ててくれるところを探してみましょう。

また、環境も大事な要素ですので見誤らないようにしたいところです。

環境面が充実していると落ち着いて勉強に臨むことができますので、短期間であってもかなりの成果を期待することができます。

それに対し、環境面に難があると本人がいくらやる気を出していても上手くいかないことがあります。

そのやる気も段々と萎えてしまうようなところもありますので、落ち着いて勉強に励めるようなところなのかをしっかりとチェックしなければなりません。

環境面に関しては授業の体制や自習室の完備などがあげられますが、それ以外にも何か分からないところが出てきた時にすぐに質問できる環境なのか、単元ごとの弱点を見つけたり克服するためのシステムは構築されているかが大事なポイントです。

人によっては周りに遊べるような場所があると気が散って勉強にならないという人もいますので、立地も重要かもしれません。

フォロー体制についても確認しておくことをおすすめします。

東進衛星予備校MSGなどの予備校ではサービス向上の一環としてフォロー体制の強化を図っていますので、どこでもある程度のシステムは構築されているはずです。

●フォロー体制や受験の情報量もポイント

講師に直接質問するのが苦手な生徒も多いのですが、そういった場合にフォロー体制がしっかりとしていると分からないところをそのままにせずに解決できます。

受験勉強をしている時にもっとも注意しなければならないのは分からないところをついつい後回しにしてしまって溜めこんでしまうことですので、逐一解決できるのは大きなアドバンテージになります。

受験情報に関してもチェックしておかなければなりません。

予備校によって持っている受験情報の量には大きな差があり、情報をたくさん持っているところの方が有利に進められるのは当然のことです。

限られた時間の中で志望校の合格に向けてどのように勉強していけば良いのかを考える時に、やはり情報から道筋を決めていくのがもっとも効率の良い方法ですので、豊富な情報量を誇る予備校を選ぶのが良さそうです。

一概には言えませんが、全国展開しているような大手と地方の中小とでは持っている情報にかなりの差があり、格差が生じてしまう恐れがあります。

あとは受講する人のタイプに合わせて選ぶのもおすすめであり、周りに人がいるとあまり集中できないというタイプなら個別か少数の形式が良いようです。

逆に周りに人がいた方が競争心が芽生えてやる気が出るというタイプなら集団タイプの方が上手くいきます。

これは性格的な面ですので、変えようと思っても変えることはできません。

ですから、それぞれの性格的な傾向に合わせることは意外と重要であり、形式を変えるだけで勉強が捗るようになるケースもあります。

模試がたくさん行われているところも良いと言われていますが、それは自分の実力をはかる機会がたくさんあった方が目指しているところに合格できそうなのかを正確に知ることができるからです。

模試での判定結果を見ながら志望校を決めていくと、受けるべき範囲が分かります。

最終更新日 2025年4月7日