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40過ぎた私が最近思うこと
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米国公認会計士の特徴と取得の方法

michidoo, 2018年10月26日2025年4月7日

コンテンツ

  • 1 1.米国公認会計士とは?
  • 2 2.早く資格を取得したい場合は予め申請しておく必要がある
  • 3 3.正答率が高ければ高いほど次のセクションで出題されるレベルが高く
  • 4 4.指紋認証があるので替え玉受験は不可能

1.米国公認会計士とは?

米国公認会計士はアメリカの各州が認定している公認会計士資格です。
Certified Public Accountantという名称からCPAと呼ばれることもあります。

公認会計士という資格は各国が認定することも多いのですが、アメリカの場合は各州ごとに取得と登録がなされる仕組みになっています。
Mobility Actにより州外で業務を行うことが出来ることがあります。

その際には大学の単位を150単位以上を取得するなど条件を満たす必要があります。
試験自体は統一されたものであり、米国公認会計士協会が試験を作成する仕組みになっています。

採点された後は全米州政府会計委員会にわたって各州に登録されます。
つまり、どの州で試験を受けたとしても難易度に違いはありません。

米国公認会計士の受検を行うには個別に決められている会計やビジネス関連科目の所要単位数が大学で取得、あるいは取得見込みであることが必要とされます。

この所要単位数は各州ごとに決められており、結果的にかかる時間も異なります。
いずれにしてもアメリカの大学で単位を取得する必要があるので、日本にいながらにして資格を取得するのは難しいと考えられます。

2.早く資格を取得したい場合は予め申請しておく必要がある

有効単位数の認定は各州の受検事務所で郵送受付によって行われます。
必要単位数を取得した後に申請を行うことで受験資格証が送られてきます。

この受験資格証が送られてくるまでには1か月から2か月ほどかかります。
そのため、早く資格を取得したい場合は予め申請しておく必要があります。

書類の手続きには費用がかかることになっています。
かつては一斉受験日での試験を受けることになっていましたが、現在ではコンピューターベースの試験方法にて受験する仕組みになりました。

試験問題や採点の方式、合格の基準などはアメリカ中で統一されています。
各科目の合格点の目安は75点以上とされています。

しかし、採点について少しややこしい要素を含みます。
ライティングの問題の中には合っていても得点されない問題もあります。

どの問題が採点されないかは分からないので、事前に時間に余裕を作るために採点されない問題を飛ばすといったことは出来ません。
コンピューターでセクションごとの問題が変更されるというスタイルになっています。

3.正答率が高ければ高いほど次のセクションで出題されるレベルが高く

例えば最初のセクションの正答率が平均的だった場合は次のセクションも平均レベルの問題が出題されます。
つまり、正答率が高ければ高いほど、次のセクションで出題されるレベルが高くなります。

ではあえて正答率を低くして、次のセクションのレベルを下げるのが有効ではないかと思われるかもしれません。
しかし、難易度が下がるとその分たくさんの問題に正解しなければならないシステムになっているので、あえて間違えることにメリット少ないと考えられます。
実際には常に高得点を記録し、限られた問題に正答していくのが合格のポイントです。

Prometric Test Centerの予約が空いている場合は各期ごとに各科目とも1回だけ、受験日時を自由に決められるルールになっています。
全科目から1科目まで必要な数だけ受験することが出来ます。

1科目でも合格の基準をクリアすれば科目合格となります。
それぞれの科目を18カ月以内に合格することが出来れば、まずCertificate保有者となります。

それだけで米国公認会計士となれるわけではなく、その後の登録申請を行うことで正式に資格取得となる仕組みになっています。
1つの科目に合格しても他の科目に期限内に合格できなければ最初からやり直しとなってしまうので、18カ月以内で合格する必要があります。

4.指紋認証があるので替え玉受験は不可能

この資格を取得する仕組みについてはこれまでに何度かの変更があります。
今後も変更がなされる可能性があるので、これまでの変更点を知っておくと何か役に立つかもしれません。

2008年からはプロメトリックテストセンターでの受験者確認に指紋などのスキャン認証や、現在では金属探知機での検査が行われています。
指紋認証があるので替え玉受験は不可能とされます。

2008年7月1日からResearch問題の回答方法が少し変更になることが決定しました。
かつてはTranser to Answerボタンを使って解答欄への答えを記載する仕組みでした。

変更された後はMultiple choiceと同じように数個のラジオボタンから選択するようになっています。
2008年8月分から受験料についての値上げも行われました。

これほど取得に手間のかかる資格でありながらも、グローバル化を続ける企業にとっては非常に重要な資格とされています。
そのため、アメリカにわたって取得しようとする方もおられます。

英語で行われる試験なので英語の読み書きが出来る必要があります。
日本からの場合は比較的近いグアム大学で資格取得を目指すケースもあります。
アメリカとしても日本人の就学生を望む声があるとのことです。

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最終更新日 2025年4月7日

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  • 1 1.米国公認会計士とは?
  • 2 2.早く資格を取得したい場合は予め申請しておく必要がある
  • 3 3.正答率が高ければ高いほど次のセクションで出題されるレベルが高く
  • 4 4.指紋認証があるので替え玉受験は不可能
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