看護師はチーム医療の中心です

1人の患者に対して医療行為をする時に、チームで取り組むケースが増えています。

医師・看護師・薬剤師。

栄養士をはじめとして、関連する分野のスタッフが集まって、多方面から治療方針を検討することで、治療効果を上げるというシステムです。

医療行為といえば医師が中心で行われるイメージがありますけど、患者と接する時間を見れば、医師よりも看護師の役割が大きくなります。

日常生活において、病院に慣れていない人にとっては、医師の前では緊張してしまい、症状が変化する事もありますし、聞きなれない医学用語が出てくると、理解しにくいものです。

医師と患者の間に立って、コミュニケーションを取る事で、医師の前では出なかったような症状に気づくこともありますし、病気の治療方針にも影響を与えそうです。

病院の組織において、医師は担当分野が決まっていますから、担当分野以外の治療には不得意ですし、診療科目を横断しての治療については仲介者が必要になります。

看護師は内科・外科・小児科などの各分野を経験している人材が多いですから、診療科目を横断しての看護についても、違和感を抱きにくいですから、仲介しやすいものです。

患者や家族にとっても、医師との相談の場合は、医師が主導権を握る傾向が見られるケースが多いですから、希望した医療方針が行われるとは限らず、不満に感じる事もあります。

医師の治療方針だけでなく、看護師を介することによって、患者も家族も治療に参加することができます。

最終更新日 2025年4月7日